嗅覚・聴覚・運動で脳を元気に!
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- 5月6日
- 読了時間: 2分
私たちの脳は、五感を通じて常に刺激を受けながら活動しています。中でも「嗅覚(におい)」や「聴覚(音)」、そして「運動」は、特に脳の活性化に深く関わっており、認知症の予防にも効果があることが注目されています。
まず、嗅覚刺激についてご紹介します。においを感じる「嗅神経」は、脳の奥深くにある「海馬(かいば)」や「扁桃体(へんとうたい)」と直結しており、記憶や感情に大きく関わっています。特に、アロマオイル(精油)を使った芳香刺激は、心を落ち着けるだけでなく、記憶力の維持やストレス軽減に役立つとされています。たとえば「ローズマリー」や「レモン」の香りは脳を活性化し、「ラベンダー」や「オレンジ・スイート」はリラックス効果を高めてくれます。朝と夜で香りを使い分けることで、自律神経のバランスを整え、脳の働きを効率的に保つことができます。
次に、聴覚刺激についてです。最近注目されているのが、40Hz(ヘルツ)のガンマ波音を用いた脳刺激です。ガンマ波は脳の中でも「情報を統合する周波数」と呼ばれており、注意力・記憶力・学習能力などに関与しています。研究では、40Hzの音を聴かせることで、認知機能の低下を防ぐ可能性があることが示されています。特に、軽い音楽のように流すだけで良いため、日常生活に取り入れやすく、ご自宅での「ながら聴き」でも効果が期待できます。
そして最後に、運動の大切さです。運動は「第二の脳」とも言われる筋肉を動かすことで、脳への血流を増やし、神経細胞の活性を促します。特に有酸素運動(ウォーキングや体操など)は、脳の神経をつなぐ「シナプス」の働きを活発にし、新しい情報を記憶しやすくする助けになります。また、運動には「仲間と一緒に行うこと」が重要です。人との会話や笑いが加わることで、脳はさらに多くの刺激を受け、一人で行う運動よりも高い効果が得られることがわかっています。
このように、嗅覚・聴覚・運動の3つの刺激を生活の中に取り入れることは、認知症の予防にとても有効です。日々の暮らしの中で、アロマの香りを楽しみ、心地よい音を聴きながら、身体を動かす習慣を持つことで、脳はいつまでも若々しく、元気に働き続けてくれます。
今日からできる小さな一歩が、将来の大きな安心につながります。ぜひ、毎日の生活に取り入れてみてください。
BLS沖縄では、これらの刺激を取り入れた脳活トレーニングを開催します。
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