生活習慣病とは? 〜認知症予防の第一歩として〜
- info-bls
- 4月10日
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更新日:5月5日
私たちが日々の暮らしの中で知らず知らずのうちに続けている習慣
食事、運動、睡眠、喫煙、飲酒など
これらの積み重ねが、将来の健康を大きく左右することをご存じでしょうか?
「生活習慣病」とは、その名のとおり、不適切な生活習慣が原因で発症・進行する病気の総称です。
代表的な生活習慣病には、以下のようなものがあります:
・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症(高コレステロール血症など)
・肥満
・動脈硬化
・心筋梗塞や脳卒中などの循環器系疾患
これらの病気は、ある日突然なるというよりも、長年の生活習慣の積み重ねによって徐々に進行し、体に負担をかけていきます。
では、これが認知症とどのように関係しているのか?
実は、生活習慣病は”脳の健康にも深く影響する”ことが分かってきています。
たとえば高血圧は、脳の細い血管を傷つけ、脳梗塞や脳出血のリスクを高めます。
糖尿病は、脳細胞のエネルギー代謝に悪影響を与え、アルツハイマー型認知症の発症リスクを上昇させることが知られています。
脂質異常症や動脈硬化も、脳の血流を悪化させ、脳の機能低下を招く要因となります。
つまり、生活習慣病を予防・改善することは、”認知症の予防にもつながる”ということです。
特に中高年期からこれらの疾患をしっかり管理しておくことで、将来の認知機能低下を防ぐ効果が期待されます。
では、生活習慣病を防ぐためには、どんなことが大切なのでしょうか?
1. バランスの良い食事
野菜・果物・魚を中心とした食生活が推奨されます。塩分・脂肪・糖分の摂りすぎに注意しましょう。
2. 適度な運動
1日30分程度のウォーキングなど、無理のない範囲で体を動かす習慣が大切です。
3. 十分な睡眠と休息
質の良い睡眠は、心身の回復だけでなく、脳の老廃物の排出にも役立つと言われています。
4. 禁煙・節酒
タバコや過度な飲酒は、血管を傷つけ、認知症リスクを高める要因です。
5. ストレス管理
趣味や交流などで気持ちをリラックスさせ、心の健康を保つことも忘れずに。
私たちの生活の中には、健康を守るヒントがたくさんあります。認知症は誰にでも起こりうるものですが、今からの取り組み次第でリスクを減らすことができます。
生活習慣病の予防・改善は、自分自身の脳を守る最も確かな方法の一つです。
今日からできる小さなことを一つずつ取り入れ、将来に向けた“脳の貯金”を始めてみましょう。

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