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BLS沖縄ブログ

 血管を若返らせるためには、抗酸化作用や抗炎症作用、血流改善に寄与する栄養素を含む食品を取り入れることが重要です。以下に、特に効果が期待できる食品を5つご紹介します。


1.青魚(サバ・イワシ・サンマなど)

 青魚にはEPAやDHAといったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、血中の中性脂肪を減らし、血管の炎症を抑える働きがあります。これにより、動脈硬化の予防や改善に寄与します。


2.トマト

 トマトに含まれるリコピンには強力な抗酸化作用があり、血管の老化を防ぐとされています。また、血管の柔軟性を保ち、血流の改善にも効果的です。


3.ブロッコリー

 ブロッコリーはビタミンCやスルフォラファンを含み、体内の酸化ストレスを軽減します。これにより、血管の内皮細胞を守り、健康な血管機能の維持を助けます。


4.納豆

 納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓を溶かす作用があり、血液の流れをスムーズにします。さらに、ビタミンK2が動脈の石灰化を防ぐ働きもあります。


5.クルミ

クルミには植物性オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)が豊富で、抗炎症作用とともに血管の柔軟性を高めます。動脈硬化の予防に役立ち、心臓病リスクの低下も期待されます。


 これらの食品を日常の食事に取り入れることで、血管の健康を保ち、若々しさを維持する助けとなります。






 私たちの脳は、五感を通じて常に刺激を受けながら活動しています。中でも「嗅覚(におい)」や「聴覚(音)」、そして「運動」は、特に脳の活性化に深く関わっており、認知症の予防にも効果があることが注目されています。


 まず、嗅覚刺激についてご紹介します。においを感じる「嗅神経」は、脳の奥深くにある「海馬(かいば)」や「扁桃体(へんとうたい)」と直結しており、記憶や感情に大きく関わっています。特に、アロマオイル(精油)を使った芳香刺激は、心を落ち着けるだけでなく、記憶力の維持やストレス軽減に役立つとされています。たとえば「ローズマリー」や「レモン」の香りは脳を活性化し、「ラベンダー」や「オレンジ・スイート」はリラックス効果を高めてくれます。朝と夜で香りを使い分けることで、自律神経のバランスを整え、脳の働きを効率的に保つことができます。


 次に、聴覚刺激についてです。最近注目されているのが、40Hz(ヘルツ)のガンマ波音を用いた脳刺激です。ガンマ波は脳の中でも「情報を統合する周波数」と呼ばれており、注意力・記憶力・学習能力などに関与しています。研究では、40Hzの音を聴かせることで、認知機能の低下を防ぐ可能性があることが示されています。特に、軽い音楽のように流すだけで良いため、日常生活に取り入れやすく、ご自宅での「ながら聴き」でも効果が期待できます。


 そして最後に、運動の大切さです。運動は「第二の脳」とも言われる筋肉を動かすことで、脳への血流を増やし、神経細胞の活性を促します。特に有酸素運動(ウォーキングや体操など)は、脳の神経をつなぐ「シナプス」の働きを活発にし、新しい情報を記憶しやすくする助けになります。また、運動には「仲間と一緒に行うこと」が重要です。人との会話や笑いが加わることで、脳はさらに多くの刺激を受け、一人で行う運動よりも高い効果が得られることがわかっています。


 このように、嗅覚・聴覚・運動の3つの刺激を生活の中に取り入れることは、認知症の予防にとても有効です。日々の暮らしの中で、アロマの香りを楽しみ、心地よい音を聴きながら、身体を動かす習慣を持つことで、脳はいつまでも若々しく、元気に働き続けてくれます。

 今日からできる小さな一歩が、将来の大きな安心につながります。ぜひ、毎日の生活に取り入れてみてください。

BLS沖縄では、これらの刺激を取り入れた脳活トレーニングを開催します。

詳しくは下記をご覧ください。




私たちが日々の暮らしの中で知らず知らずのうちに続けている習慣


食事、運動、睡眠、喫煙、飲酒など



これらの積み重ねが、将来の健康を大きく左右することをご存じでしょうか?


「生活習慣病」とは、その名のとおり、不適切な生活習慣が原因で発症・進行する病気の総称です。



代表的な生活習慣病には、以下のようなものがあります:


・高血圧

・糖尿病

・脂質異常症(高コレステロール血症など)

・肥満

・動脈硬化

・心筋梗塞や脳卒中などの循環器系疾患


これらの病気は、ある日突然なるというよりも、長年の生活習慣の積み重ねによって徐々に進行し、体に負担をかけていきます。




では、これが認知症とどのように関係しているのか?




実は、生活習慣病は”脳の健康にも深く影響する”ことが分かってきています。


たとえば高血圧は、脳の細い血管を傷つけ、脳梗塞や脳出血のリスクを高めます。


糖尿病は、脳細胞のエネルギー代謝に悪影響を与え、アルツハイマー型認知症の発症リスクを上昇させることが知られています。


脂質異常症や動脈硬化も、脳の血流を悪化させ、脳の機能低下を招く要因となります。


つまり、生活習慣病を予防・改善することは、”認知症の予防にもつながる”ということです。


特に中高年期からこれらの疾患をしっかり管理しておくことで、将来の認知機能低下を防ぐ効果が期待されます。



では、生活習慣病を防ぐためには、どんなことが大切なのでしょうか?


1. バランスの良い食事

 野菜・果物・魚を中心とした食生活が推奨されます。塩分・脂肪・糖分の摂りすぎに注意しましょう。


2. 適度な運動

 1日30分程度のウォーキングなど、無理のない範囲で体を動かす習慣が大切です。


3. 十分な睡眠と休息

 質の良い睡眠は、心身の回復だけでなく、脳の老廃物の排出にも役立つと言われています。


4. 禁煙・節酒

 タバコや過度な飲酒は、血管を傷つけ、認知症リスクを高める要因です。


5. ストレス管理

 趣味や交流などで気持ちをリラックスさせ、心の健康を保つことも忘れずに。




 私たちの生活の中には、健康を守るヒントがたくさんあります。認知症は誰にでも起こりうるものですが、今からの取り組み次第でリスクを減らすことができます。


 生活習慣病の予防・改善は、自分自身の脳を守る最も確かな方法の一つです。


 今日からできる小さなことを一つずつ取り入れ、将来に向けた“脳の貯金”を始めてみましょう。



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